2009年4月27日月曜日

初散歩♪

 月曜日。またまた寒さが舞い戻って来てしまったけれど、でも雨は降らずに全員集合!今日は、今年度初のお外散歩に行ってまいりました。

 一番の心配は3歳、年少さんのJ君。みんなに「小さいお友達の速さに合わせること、車が来たら守ってあげること」あとはいつもの、走って一人で行ってしまわないことなどなど、注意をしてから出発!

 先頭を行く年長のSちゃん、先頭であること、散歩道を知っていることがうれしくてうれしくて、足はどんどん進みます。最後尾でJ君と手をつなぐワタクシ・・・待ってぇ~待ってぇ~の連発。気持はあせるけれど、片手は進まず・・・。思いあまってJ君に悪いとは思いながらも「Sちゃーん、J君、そんなに早く歩けないから待ってぇ~」と言うと、J君「歩けるで!」とスタスタスタ。・・・・・歩けるんやん!というわけで、追いついたものの、それも束の間、虫さんが大好きなJ君、「あっ、蟻さーん。」「あっ、虹色の虫さーん」「あってんとう虫~」と・・・時間と周りの状況と私の気持ちにお構いなくその場に座り込み、しげしげと眺め、ツツキ、捕まえるべく奮闘しています。その指先が何だかかわいくて、私もついついその場でお付き合い・・・先をゆくみなさん、待ちくたびれて帰ってくる・・という延々その繰り返しでありました。ごくろうさん。

 最後は、河原で全員でてんとう虫さがし・・・これで30分。何とものんびりとしたお散歩タイムでありました。しかし、新緑は目に眩しく、さわやかな風が吹き抜け、気持ちの良い時間でした。

 みなさん、てんとう虫のこと長い時間、見つめたことがありますか?男の子のお母さんだったらあるのかな?私はこんなに長くてんとう虫を眺めたことは、初体験だったのですが、幼虫から脱皮して成虫になるじゃないですか?脱皮したばかりの成虫は背中がまだ真っ赤ではなく、黄色っぽく斑点もうす茶色で、まだ上手に歩いたりできないんですよ。そして、脱皮した抜け殻もそこここに残されているんですよねーーー。そして成虫として活発に動き回っている虫さんの背中は真っ赤で斑点もまっ黒、本当に美しいです。こんなツヤツヤの羽1枚だって、私たちには創ることがことができません。本当に自然の美しさといいますか、神の創りたもうたものの美しさといいますか・・・感動しておりました。

 この仕事をしていなかったら、こんなにのんびりてんとう虫を眺めることはなかったことでしょう。結構よい時間でした。みなさんもこんな時間、子ども達と持ってみてはいかがでしょうか。新しい自分を発見できるかもしれませんよ。ふふふ。

 さて、お散歩から帰ってくると、お隣のMさんのおじさん(もう、おじいさんに近い?のですが、とっても素敵な方なのです。カッコいい!)が、竹が根を張りすぎて道路まで出てきているのと(信じられないことですが、アスファルトにたくさんひびが入っています)、そのせいで桜が枯れてきている・・・・とのことで、筍を掘ってきますが要りますか?と聞いてくださいました。・・・・しかし・・・我が家の裏庭にも、筍さん、数本顔を出してきており、毎年、とても筍を恐れている私、思わず「うちにもたくさん出ているので結構です。」と言ってしまいました。しかし、後から考えると、幼稚園のお母さんたちのなかで欲しい方もおられたかもしれないと反省していた次第です。また山城産の筍なんだから、実家とかに送ってあげても良かったですよねーーー。ごめんなさいね。

 というわけで、今日もまた園終了後は、雨後の筍を恐れてシャベル片手に我が家で筍探しをしていた私です。でも、今日は収穫なし。やれやれです。収穫って言っても、だいたい雑草に埋もれているので見つけたときには手遅れのことが多いのですけれどね。

 それにつけても、この季節、筍ごはんに、筍の味噌汁、筍の天ぷら・・・と山城町は筍づくしなのだそうです(娘の友人談)。明石在住時は「いかなごのくぎ煮」づくしの季節がありましたけれどねーーー。地方色がなくなりつつあるといわれる昨今ですが、筍は健在の山城町です。

 ところで、我が家の筍の数、年々増えてきているのが、結構真剣な私の悩みです。ニュースで、家の床を突き破って竹が出てきた・・・というような話を聞くたびに、明日は我が身と恐れる私です。・・・。竹って本当に怖い・・・。

 さてさて、何だかよくわからないエッセイになってしまいましたが、本日のご報告でした。
 また明日も守られますように。

 

2 件のコメント:

noriko さんのコメント...

今日も大変お世話になりました…m(_~_)m「J君」の母です。お散歩タイムの先生のお気持ち、お察しいたします…でも、日頃の息子とのマッタリした散歩タイムの密かな焦りを分かち合えた様でちょっぴり嬉しい母です(^^)こんな風に子供と向き合っていただけているとは…本当に感謝です。恥ずかしながら私は時計の針を見る事はあっても、先生のようにてんとう虫くんをじっくり観察出来ておりませんでした。もう少しゆっくり「息子の気分」でお散歩してみようかな、と思いました。

とも子先生 さんのコメント...

うんうん、実にいいですね♡「J君気分」。J君だけではありませんが、子ども達の時間の流れは本当に「スローライフ」です。見失っていたもの・・・なんていう大仰な言葉ではなく、子ども達と過ごす時間はそれを思い出させてくれます。・・・とはいえ、私もわが子との時間は、なかなかそんな悠長にはいかないのですけれどね。園では(園でも?)マイペースでノポポーンと見えるJ君ですが、時折ポツリと的確な言葉を発し、ハッとさせられます。子どもの在りようってホント奥深いですよねー。