2011年4月23日土曜日

このごろ思うこと・・・

このごろ思うこと・・・。

福島県から避難してきた子どもがいじめで入院・・・。他にも福島ナンバーやいわきナンバーの車へのいやがらせがあるんだそうです。・・・どういう思考回路でそのような行為に至るのか私には全く理解不能の事象です。福島の人は都市部の電力を賄うために、みんながイヤがる原発を引き受けさせられてきたのです。こんな大事故が起こって、家を捨てなければならない状況になり、私たちは痛恨の極みとして、福島の方々を受け入れ、謝罪の上に新しい生活基盤を提供しなければなりません。にもかかわらず「放射能がうつる」などという風評も甚だしい言葉をなげつけたり、いじめに至るとは・・・その精神構造は原発よりも問題ではないですか? 言うまでもないけど放射能はうつりません。百歩譲ってうつるとしても、私たち大人は福島の子どもを抱き締めて受け入れなければならない義務を負っていると思いませんか。

風評といえば毎日毎日、相も変わらず政府は「放射能は安全」風評を流していますね。20ミリシーベルトですか・・・。枝野さん、地震直後から、妻子はシンガポールに「たまたま旅行中」だったらしいですが、その後は飯館村に移住されたのでしょうか??? 20ミリシーベルトです。ご家族での移住、おススメします。いじめもありません。基準値以下の野菜も牛乳も、ただ同然で手に入るようです。「安全」ですから、いっぱい召し上がってください。

風評被害・・・という言葉が大手を振ってまかり通っていますが、福島県産食品の安全性への疑問は風評でしょうか? そうではないですよね。野菜1キロあたり2000ベクレルとかって、私にはあり得ないです。私たち大人はともかく、絶対に出産前の娘には食べさせたくないです。西日本の野菜を食べていたらリスクはゼロです。それを誰が好き好んで1999ベクレルかもしれない野菜を食べるというのでしょうか??? 自分たちが全く信頼されないような事故対応を続けておいて、私たちが国を頼らず自分の命を自分で守ろうとしたら「風評」なんて言葉で非難されるなんて全くもってお門違いも甚だしいことであります。「風評被害」ではなく「原発被害」です。

ちょっと嬉しかったこと♡ ソフトバンク社長の孫さんが、脱原発に行動をおこし始めたこと。孫さんってどういう人なんですかね? 私よく知らなくて、何か強引な実業家っていうイメージだったんだけど、原発について語っている内容は全くもって共感できる内容で、がんばれ~~~と応援中です。また自然エネルギー推進の財団を設立するらしく、すごい行動力、影響力、資金力に脱帽です。孫正義のtwitterをフォローするためにtwitterに登録までしてしまいました。でもいくら孫正義といえども、原発反対は国家権力と対峙することを意味しますから、全くくだらない事件とかをでっち上げられて逮捕されたりしないか心配です。「私がつぶされるのは構わない。時には正義を貫かなければならない時がある」とのこと。かっこいい~♡ 我が家の携帯、ずっと前ソフトバンクがただでくれたので、続けて使っております。娘たちの「AUかドコモにかえて~」とプーイングがうるさいので変えようかと思っていたんだけど、もう少しソフトバンクでがんばります。

原発推進文化人の罪。原発推進してきたタレント、文化人などなどは今、どう思っているのでしょうね。週刊誌などをパラパラと見た限りでは、反省していると言っている人は一人もいません。すごい度胸です。バカなんでしょうか? 私みたいな並みの頭の人間にだって、いまや「原子力発電」に未来がないこと、利権をむさぼる人間たちの陰謀だったこと・・・くらいわかりますよね。原子力発電が安くないこと、使用済み核燃料の処理法が確立していないこと、高速増殖炉が破たんしている今、再処理もプルトニウムにも未来はないこと、ウランは石油より先に枯渇すること、石油がなければ原発も存続できないこと、原子力発電でもCO2を生み出していること、原発作業員が人知れず生きる屍となり、死さえ闇から闇へ葬られていること、原発周辺の子どもたちの白血病の発症率が高いこと、何より事故が起こったら、安全神話を繰り返した人間は、どこかに逃げてしまって責任逃れしか考えていないこと、犠牲になるのは私たちだということ・・・・まだまだあるけど、ざっと思いつくだけでもこんなに多くの解決できない問題をかかえているのです。私よりバカなんでしょうか? 知ってて知らないフリをしているのでしょうか? 嵐が通り過ぎるのを待っているのでしょうか? 自分が放射能を受けなければいいのでしょうか?

ちょっと彼らの思考回路は私のような並人間には想像できませんが、彼らが原子力推進に加担したことは紛れもない事実です。反原発の人はいい人が多いので、こんな風に個人を糾弾するような論調はあまりありません。あるいはそのような攻撃を嫌う風潮もあるように思います。でも私はそれでいいのかな、と思います。もし自分がそのよう立場であれば、きちんと謝罪するし、以後改めることを誓うと思います。もちろん人間だから、再び間違いをおかしてしまうこはあるかもしれません。でも少なくとも原発に関しては同じ間違いをおかさないよう気をつけます。

別に個人的に攻撃して責め立てようとは思いませんが、やはり彼らが安全だと宣伝した原発が安全ではなく、このような取り返しのつかない事故を起こし、何万人もの平穏な生活と健康に被害をもたらす可能性が出てきた・・・時には、きちんと釈明を求め続けなければならないと思います。でなければ、今後とも大して深く考えることもなく、事故後を想定することもなく、安易な気持ちで宣伝する人間が出てくると思うからです。個人的には犯罪に近いと思うけれど、原子力を宣伝すること、電力会社から莫大なお金を受け取ることが自分にとってどれほどのリスクを伴う事であるのか・・・ということをきちんと認識したうえで広告塔になっていただきたいものだと思います。タレントはともかくも、オピニオンリーダーを自負するような人間には、そういう認識を持ってもらわなければなりません(私は星野仙一が出てくる度、テレビ消してましたけどね。責任とれないんだから、野球だけやってりゃ、いいんだよって思います)。勝間和代や堀江貴文、北野武なども、罪は大きいと言わざるをえません。

ともこ先生が、あまりに過激なことを言うのがイヤだ~っていう方は読まないでくださいね。責任は持てません(もちろん、子どもたちの前では過激ではありません。信頼してくださってると思いますが)。でもブログは原発と違って「読まない」という選択肢もあるのでご容赦くださいませ。楽しみ?に、いえ、応援してくださっている方もおられるので、しばらくは続くかもしれません。先日、もう3年生になっているHちゃんのお母さんがコメントをくれました。嬉しかったです。前々々回とその前です。またご覧くださいませ。ではまた。

1 件のコメント:

papaiyamama さんのコメント...

とも子先生のまっすぐな、勇気あるメーメー便り、大切に読んでいます。
ありがとうございます。

本当に、影響力のあるタレントさん、役人さん、皆責任持った発言して欲しいし、間違ったら認め改めるのが、大人の責任だと思います。
「今、真実を見つめ、目をそらさないで考え意思表示する」ことが、大人の責任だと思っています。
「あの時、ママはとっても忙しかったから、いろんなこと見えなかったし、いやだ!って言えなかった」って、10年後に、選択肢のない未来を子どもたちに残したくないです。
長女が、今16歳。
子育ての10年ってあっと言う間!
後悔しない毎日を過ごしたいし、そんな背中を子どもたちに見せたいです。